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『ワールド オブ ライズ』試写会

先日、映画『ワールド オブ ライズ』完成披露試写会に行ってきました。

CIA工作員のロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)と、

彼の上司であるベテラン局員のエド・ホフマン(ラッセル・クロウ)。

危険を承知で世界中の情報網の中枢に潜入し、世界を救おうとする2人の男が主人公です。

フェリスは、その鍛え抜かれた肉体と目の前の危機を乗り切る勇気、そしてサバイバルセンスを武器に、まさに現場で命を張って働く。

一方のホフマンは、最先端ハイテクを駆使し、自宅やCIA本部など安全な場所にて指揮をとる。

彼らはデスク前から電話1本で部下に命令を下し、さらに現場から「決死の覚悟」で訴えかけられる部下の意見などことごとく無視して、「自分なりのやり方」を貫き通し、平気で裏工作にも走ります。

頭脳明晰・指揮能力はずば抜けて高く、一見穏やかそうにすら見える表情。

でも「諜報で生きる人間にモラルは必要なし」と言い切る冷酷さを秘めた男。

2人は生き方も考え方もまるで異なるのだけれど、目的はただひとつ。

「地球規模の破壊を企てる、爆破テロ組織のリーダーをつかまえること」。

正体不明、いっこうにその行方を掴ませぬ敵を見事罠にかけるために、

時には味方をも欺き通す最高の「嘘」を仕掛ければばらない。

フェリスとホフマン、そして、他国の諜報部の、息をもつかせぬ熱き頭脳戦が展開する。

物語は「ウォール・ストリート・ジャーナル」や「ワシントン・ポスト」に執筆しているベテラン・ジャーナリスト、デイヴィッド・イグネイシアスの限りなくリアルな小説「Body of Lies」を、映画『ディパーテッド』でアカデミー賞を獲得したウィリアム・モナハンが脚本化。

映画の冒頭では、これはフィクションではあるが、世界中のどこかで今も、これと大差ないことが実際に起きている、起ころうとしているのだ、と語られるクレジットが映し出されます。

映画が始まると、本当に…息もつかせぬ展開。さらにさまざまな問題提議。

固唾をのみ、身を乗り出し気味にスクリーンに向かっている自分がいました。

誰が、世界を救うのか?

世界一の「嘘」で、世界は救えるのか?

『グラディエーター』でアカデミー賞監督賞にノミネートされた巨匠リドリー・スコットが突き付ける、「今日の世界平和は、数えきれないほどの“嘘”によって守られている」という。

目を背けてはならない世界の「歪み」「闇」「哀しみ」が浮き彫りとなって描き出されています。

「今」を生きる人間として、これは、綺麗ごと抜きで、勇気をもって見届けるべきサスペンス・アクション超大作ではないでしょうか。

もうまもなく2008年の年の瀬です。クリスマスに忘年会に、お正月。この時期を、平和に、楽しく過ごす・過ごせることは何よりです。

が、もしかしたら、恋の駆け引きや、気になる相手の気を引くためのちっぽけな嘘や計算にうじうじと頭を悩ませながら過ごす人もいるのでは?でもそれではなんか、つまんないですよね。

この際、颯爽と一人ででも劇場に足を運んで、世界スケールの「嘘」、そこに命を投げ出して闘いを挑む男たちの苦悩、葛藤、誇り、背景にあるさまざまな「想い」「守るべきもの」を感じるのはどうでしょ?

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